川津公認会計士・税理士事務所|神奈川県相模原市
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企業をサポートし隊!! vol.5少人数私募債の活用
SICかわらばん 2005年6月号(2005年5月31日発行)
この不況といわれる中、資金繰りに苦しむ企業が多いと言われています。そこで金融機関を通じた間接金融から直接金融による資金調達の方法としての「少人数私募債」が注目されています。資金調達の方法について、比較的簡単な手続きで、発行可能な「少人数私募債」のポイントを整理してみました。
1.少人数私募債とは何か?
少人数私募債は、役員やその親族、取引先、従業員など企業支援者に引き受けてもらう株式会社が発行する「債券」です。したがって、これは社債、すなわち負債であり、利息も発生しますし、返済の義務もあります。また、償還期間、利率、発行金額などは取締役会決議で自由に決めることができます。
しかし、少人数私募債の発行側にとっては、あくまで引き受け者に如何に企業内容を理解してもらうかが重要なポイントとなります。言い換えれば、投資家にとっては、事業計画などを通じて企業や企業経営者を信用力できるかどうか、また、企業の方向性が明確であり、成長性についての見込みがあるかどうか、重要となります。
2.少人数私募債の特徴は?
少人数私募債の主な特徴は以下の通りです。
  • 社債権者(引受人)が50人未満で不特定多数への募集ではないこと、また、銀行や証券会社などの機関投資家がいないこと
  • 社債の1口の最低額が発行総額の50分の1より大きいこと
  • 株式会社であること
3.少人数私募債の発行側のメリットは?
  • 分割返済をすることが多い借入金と比べると、満期時に一括返済をすればよいため、償還までの期間にわたり資金を活用することができること
  • 手続きが簡単であり、担保が不要であること
  • 出資に対する支払配当とは異なり、支払った社債利息は税務上の損金となること
  • 対外的な信用力の向上の可能性があること
  • 事業計画が策定され、今後の企業の進路が明確になること
4.少人数私募債の引受側のメリットは?
  • 発行会社との関係強化が図られること
  • 社債券者の受け取る利息は20%の源泉分離課税であるということ